ギブスではなくキブツとは?ある日本人と里で出会いキブツへ行くと言う

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大昔、45年❓前に聞いた、キブツ、イスラエル

何となく興味はありつつ、ぼや~んとしたイメ-ジで日々は過ぎ去っていった

 

最近日本で、22年もキブツに住んでいらした友人からキブツの詳しく、興味深い話を沢山聞きました

 

驚きです、世界では、キブツでは思いもよらない生き方、人生を送っておられる人たちもいる

 

 

 

 

 

Kibbutz キブツ とは?

 

ヘブライ語で(集団)を意味し、イスラエル建国運動において形成された独特の農村形態を言う

完全な平等,相互責任、自己労働、個人所有の不定、生産.消費の共同性の原則に基づいて組織された共同体で、300~500人ほどの規模で、1000人を超すものもあるそう

 

20世紀初頭のイスラエルの開拓社会の中で生まれ、恒久的な農村の生活様式と発展

最初のキブツは、1909年に設立され、Deganiaと呼ばれた

2010年にはイスラエルにはキブツが270か所あったそう

彼らの工場と農場は、イスラエルの工業生産量の9%、80億ドル、農業生産の40%を占め、17億ドル以上を占めていると言う

 

紀元70年、ユダヤ対ローマ戦争で敗北したユダヤ側はパレスチナの地(現在のイスラエル)を追われて、世界中に離散した

何百年もの間難民となったユダヤ人は逃亡先の国でも迫害に遭います

 

1909年、ロシアで迫害を受けていたユダヤ人は、パレスチナのガリラヤ湖周辺に帰還した

そこでそのユダヤ人たちは、自分たちの共同体を作る. これが今のキブツの原点となる

 

自分の力で生きていくために、自給自足を始め、農業を充実させるために土地開発も始める

 

迫害の歴史から、彼らの共同体では平等を掲げみんなで生きていくための強い団結が生まれる

パレスチナに帰還するユダヤ人の数が増大し、キブツの数も増えた

現在は216のキブツがイスラエル中にある

 

キブツの暮らしはどんなもの?

 

なんでも揃うキブツ

食料品店、生活用品店、保育園、学校、老人ホ-ム、郵便局、バ-、ジム、プ-ルなど

キブツの中だけで全て揃うので、外に行く必要はない

洗濯場では、キブツ中の住民が、無料で大量の洗濯物を洗濯できる

その日に集まった洗濯物全てをまとめて洗い、乾燥させ、たたまれた状態で持ち主の洗濯物用ロッカ-ル-ムに運ばれます

 

ダイニングル-ムでは、バイキング形式になっていて、好きなものをとって、ホールにあるテーブルで食べる

 

働き方

キブツに住む人の働き方は様々です

キブツの外に会社員として働きに行く人、医者、先生もいれば、キブツの中で働く人もいます

 

お金

社会主義を掲げるキブツでは、職業による給料の差は存在しない

キブツ内、外で働きに行っても、最終的にもらえる額は家族の大きさによって決められ、家族や子供の数によってキブツから支給される額が公平に決まっている

キブツ内では現金での売買がなく、すべて個々に割り当てられたキブツ内の番号で、コンピュ-タでお金が動く

 

自然がいっぱい

多くのキブツは山や海、砂漠のある自然が多いところに位置してる

 

キブツ内の移動

自転車か徒歩が基本的な移動手段

大きな荷物を運ぶときや、お年寄り、小さな子供連れて家族で移動するときにクラブカ-も使いますが、普通の乗用車はキブツ内では走ってない

 

住居

キブツの住民は、子どもの人数に応じて家を与えられる

人数が多ければ一軒家、少なければ、2階建てマンションの一部屋

 

キブツのメリット

 

そこで生まれ、育った人もいれば、キブツに住むことを選んできた人もいる

皆知り合い、家族です

 

子供を育てるのには安全

キブツ内で殺人事件や誘拐事件は起きていない

キブツの住民みんなで子供達を見守って生活をする

 

 

仕事が楽しい

無職になる心配はないし、知り合いが同じ場所ではたらいているため、辛くありません

仕事場の人間関係って大事、昔から知っている人と働くので緊張感はない

この点は羨ましいと思う

 

お金には困らない

職種に限らず、最低限の給料は保証される

子供を育てる分も十分にあり、毎年家族旅行に行ける

 

経済格差がない

キブツに暮らす人は、みんな公平にお金を受け取り、日ごろからあまり贅沢なくらしはしてない

裕福から生まれる妬み、貧しさがもたらすイジメはない

 

キブツ3つのデメリットとは

1-噂がすぐ回る、みんなが知り合いで常に一緒に遊び、勉強し、働く中で、一瞬で噂が回るそう

 

2-お金持ちにはなれない

キブツの外でバリバリ働いても、もらえる給料はキブツでそこそこ働いている人と同じ

 

3-マイカ-、マイホ-ムは持てない

 

人生にはどのような社会に身をおいてもメリット、デメリットはあるもの

国によっても違う

自分の物差しは、築き上げた自分の価値観

自分は大事だが、世間の物差しがあることを認識するのも必要

生きやすくするのはバランス良く二つの物差しを活用することだそう

 

キブツに住む人たちには関係ないでしょうけれど

 

 

 

 

 

 

 

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