タイへ移住する前に自転車で旅をされた友人がテレレへも来られた時に”僕は今池井戸潤にはまってます、”と言った
えかきのつまはこの作家、小説家は知らなかった
空飛ぶタイヤのタイトルに魅かれ、早速amazonで買って上を読み始める
えかきのつまの好みはどちらかというと小説より、ドクメンタリ~やノンフィックション
読み始めて、友人ではないけれども池井戸潤にはまってしまいそう
想像力は豊かで、架空の筋や事柄を作るのが抜群
素人から言われても嬉しくはないでしょうけれど
あぁ~上手!とため息が出る
読者を惹きつける、惹きつける、、、
フィックショと言ってもなるほどと納得する箇所多々あり
羨ましいかぎり、えかきのつまも出来ることならこの小説家の爪の垢を煎じて飲みたいぐらい
タイトルから想像したのは、ほのぼのしたスト-リ-でもちがった
タイやが空を飛ぶなんてありえないと考えたから
序章で「決して風化することのない、君の記憶
君は、静かな人でした」とある
自分の若い頃と重ね合わせたけれど違った
短い序章ですが泣かせることから始まる、続いてドキドキとどうなるのだろうと先を読みたくなるスト-リ-にびっくり
”人生ってのは、いつ何時、どんなことが起きるかわからない” 「当たって砕けろ」
小説の中にはテ-マが多々あり、よく上手くまとめることが出来たなぁ~と感心
あるロシアの小説には名前、キャラクタ-が沢山登場して、覚えられなくて混乱してしまう
空飛ぶタイヤのテ-マは様々で、虐め、PTA,政界、会社、警察、自動車のリコ-ルや国交省ですが、読者を飽きさせずどんどん先へ進みたくなるこの小説には参りました
上を一瞬で読み終え、注文した下がまだ届かないので、どうなるのかしらと興味深々
歯車、空飛ぶタイヤの一部より
歯車という言葉には、良いイメ-ジがない
組織の歯車
人生の歯車が狂う
たとえとして使われるときの歯車は,意思も自由もなく、かといって無いと困る必需品だ
ただ摩耗していくだけの取るに足らないひとつの部品である
消耗するば捨てられる駒だ
だが、結局のところ人は皆、歯車である
会社でも家庭でもなくてはならない歯車だ
常に動き続けることを期待される
池井戸潤は銀行員で主に中小企業への融資を担当していたとある、バブルの頃
ふむ、ふむ な る ほ ど
取り敢えずえかきのつまも何年かは銀行で働いたことがあるので、元銀行員?ですが、池井戸潤さんの足元にも及ばない
でも少しは銀行のことは理解できるのでとっても面白く読み、懐かしく若~い頃を思い出させられました
本当に驚きです、何冊書いておられるのでしょうか?ネット検索したら506?とある
100名山の登山も達成できなかったのに、池井戸潤さんを今頃知っても、はまっても、この世から去るまでには読み切れないわ~
でも先のことはわからない、もしかしたら読めるかも
友人がアキラとあきらもおもしろいと
506冊もあれば選び放題、注文しょう!
読書をたのしもう
毎日寝る前に少しづつ、そしてこのちっぽけな悩みなんてこのタイトルではないけれど空飛ぶ悩みにな~れ、どこか遠くへ飛んでいけ!
毎日郵便ポストへ向かう、空飛ぶタイヤの下待ち
ある日待ちに待った空飛ぶタイヤが下が、、、
続きが読みたくて色々想像
主観と客観、その二つは必ずしも一致しない
主観と客観が両立したとき、夢は実現する
あるいは夢が実現したとき、主観と客観は両立している
そういう物だそうです
主人公の運送会社の赤松さんはふとつぶやく「父の面影を空に追い求めて社長をやってて良かったよ」
苦しいけれど、なかなか思い通りにならないけれど、なんとかやっているよ、親父、おふくろ
こうやってなんとか生きている
赤松はこみ上げてくるものを堪え、まっすぐに前を見た
感謝している、史絵(つま)それに子供達(3人)
みんな、俺の大切な宝物だ
終わりは感動的
世の中に赤松さんみたいな人が、会社が存在するのでしょうか?
えかきのつまもままにならない人生だと思うけれど、中小企業の社長のつまの方が何倍、何万倍も大変だと感じさせられた小説でした
ノンフィクションだけれど実在する、あり得るフィクション
とってもおもしろかった~
まだまだ死ねないわ~
これからも一杯読みたいものがある、えかきのつまでした
松の下マリアイネス拝