飲兵衛の絵描き 小川憲一 豊実さん
知らないおじさんから絵を買ってしまった。この絵のタイトルと言うか、札書きは
「よくのまれるのですか しょっちゅう(焼酎)」
まあ、桜島の絵である。この横にあった桜の木の絵は
「わしゃぁ老いても子に従わんけのぉ」何だか妙な事ばかり書いてある。
しかしそれらによって心の防御に隙が生じてしまい、また欲しくなってしまった。
よくある風景画ではあるが妙に気に入った。和紙に水彩で描かれているのでにじみ具合も面白い。
ところで、最初に書いた通り私は小川憲一と言う画家もその作品もこれまで知らなかった。
現在は広島在住という事だが、京都出身で日吉ヶ丘高校美術科を卒業後アルゼンチンに絵を描きに行ったそうだ。
団体には所属していないようなので経歴に受賞歴は無い。頻繁に個展は開いているようだが売れるだろうか?
私は以前上野で行われる秋の公募展によく行っていたが、面白いと思うものは数点有るかないか。しかも明らかに流行があって似たような絵ばかりになったりする。そんなつまらない賞ならいらないとも思うが、全く知らない画家の絵を買う時、権威のお墨付きがあるかどうかはやはり気になる。芸術性を評価するものとしてではなく、代価の目安として。しかし、それが気になるときは本当に欲しいと思っていないときだとわかった。これを読んでいただいてる皆さんには物好きの素質があるはずだ。機会があったら是非見ていただきたい。
難しい事を考えずに「ブエナ・ビスタ」(美しい景色)を楽しめばよい。
おっと、忘れるところだった。
小川さんは水彩の風景画を専門に描いているわけでは
ない。節操無く何でもやっている。水墨や油彩による
人物画もなかなか良い。左の絵は木の板に油彩で描かれている。「あんた18の私にもどしてよ おれも18のお前に
もどってほしいよ。」アルゼンチン生まれの日系2世で奥さんのマリアイネス
さん。意志の強そうな表情だ。きっとこの絵は手放した
くなかったと思う。
大切にしなくては。今回購入はしなかったが子供達を描いた水墨画もとても
良いのだが、どんな手法を使っていても何を描いていて
も変わらない事がある。いつでも画家の暖かい視線が感
じられるところだ。そんな優しさ、暖かさに引かれるの
かもしれない。
個人経営の画廊、百貨店やお寺でも
千葉県佐倉市のDIC川村美術館の画廊で個展を開催した折に知り合った方がこのようなことをブログに書いて下さいました
あれから何年過ぎたのでしょうか?今から思えば懐かしくさえ思える、、、
出会いは数えきれない程あり、今はもうあの世へと旅経った人たちも
良くして頂いたこと、感謝いたしております
美味しい所へ食べに連れてって下さったり、自分では泊まれないような高級ホテルに泊めて頂いたりと本当に皆様には良くしていただきました~
えかきのつまで良かったと思える瞬間です
皆様に支えてもらいながら生きてこれたことはありがたいとしみじみ実感しております
アルゼンチンでも里やブエノスアイレスで作品展をしましたが、つまの希望は北海道と沖縄でも個展開催が出来れば嬉しいと思うこの頃です
願ってれば叶うとよく言いますが、そうでしょうか?
心願成就 しんがんじょうじゅ
意味 宿願の達成
心の中で願い続けていた希望、夢が、その通りにかなうこと
願おう、願い続けよう
(松の下)小川マリアイネス拝