ふるさと
兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷
如何にいます父母 恙なしや友がき
雨に風につけても 思いいずる故郷
こころざしをはたして いつの日にか帰らん
山はあおき故郷 水は清き故郷
1914年に文部省唱歌の第6学年用として発表された曲だそう.
文部省唱歌とは、1881年以降、第二次世界大戦終了時の1945年までの文部省発行の初等音楽教科書に掲載された.
文部省選定の教育用歌曲だそう.
アルゼンチン、日本からは一番遠い国、アルゼンチンで生まれ育ったえかきのつまは上記のようなことは何も知らずに、小さい頃からなぜか歌っていた.
親から教わったのかも?しれない.
両親は慣れない異国の地で故郷を思い出して歌っていたのかも.
本当に深く考えず、意味も分からず、うさぎはおいしいと思いながら、そして如何にを地下にいると.
今,歌詞を読んでみると、意味が全然違う. 幼い頃の気持ちと違って年を重ねたせいかとっても心に染みる.
ふるさととは心の中存在する、何なんでしょうか?
自分が生まれ育った土地?故郷(こきょう).
えかきのつまのふるさとはやはりアルゼンチン?
人生の半分以上は日本で生活している、そしてこれからあの世へ旅経つまでだとこちらの方がず~と長くなり、ふるさとになる?、第一かしら?第二かしら?
故郷とは人によってはなつかしいどころか、忘れたいと思っている人もいる. 順伊(スニ)おばさんを読んだ.
このようなことが書いてあった
海がざんぶりざんぶり焼け残った済州島
焼き尽くした暴徒はどこへ行った
国防軍も恋しい 警察官も恋しい
済州島四百里に良民が泣く.
ふるさとが懐かしくて、良い所とも限らない.
じゅんこうろかい 蓴羹鱸膾
故郷のことを懐かしいと思う気持ちのこと。
または、故郷の懐かしい味のこと。
「蓴羹」はじゅんさいの吸い物。
「鱸膾」は魚のすずきのなます。
中国の晋の張翰は、故郷の食事であるじゅんさいの吸い物と、すずきのなますが恋しくなり、官職を辞めて洛陽から帰郷したという故事から。