「なすことの多くを残して人は散りゆく」、小川憲一豊実の詩、友死す

 

 

入退院を繰り返していた友人は牡蠣が好物だと電話で話している時に知った

えかきのつまは海苔のシ-ズンにマルコ水産へアルバイトへ行っている

牡蠣の養殖もされているマルコ水産で牡蠣を買い、他の物もちょこちょこ入れて宅急便を送った

 

 

マルコ水産の牡蠣
誰かさんが日生のよりず~とおいしいそう

 

えかきのつまは牡蠣を購入するとバタ~醤油焼き、生で、スト-ブで焼き牡蠣と牡蠣ご飯をする
その時は牡蠣一色となる

 

 

えかきのつまは生は檸檬をかけて食するのが好物

 

 

ルンペンスト-ブで焼き牡蠣

 

 

2020年3月3日18.31分の彼からのこのメールを最後に音信不通になる

お雛祭りの日だなぁ~と思い出にふけっています

 

 

写真好きなえかきのつま、栃木や個展で初めてお会いした時の写真が見つからず、卒業アルバムから

 

彫刻科でした、本人は写ってませんが

 

 

さてと誰の事でしょう
アップしてもいいですかと聞きたくともあの世は遠い

 

 

「感動で涙ぐみながら戴きました。お二人の気持ち満載の宝箱。
広島の牡蠣はこちらでも入手できるけど味の次元が違っていました。旨味の中にプリコリコリ実に味が濃厚…。レモンも果汁豊かで、甘い。牡蠣との相性はこれより無い!。
レモンピールします。
箱には手作りの他にもごっそりウフフです。
来年又食べるために頑張って生きぬきます。
元気で会いたい〓
心よりありがとう。」
今まで生きてきてお会いしたのは片手で数えられるほど
   でも何故こんなに愛しく感じるのでしょう
えかきの同級生、京都生まれで京都育ち、とっても若く結婚されて関東へ行ったそう
   私が初めてお会いしたのは何年もあとのことであるえかきの大宮での作品展の時
とってもやさしい人だなぁ~がえかきのつまの印象
   でもあるもう一人の同級生に誰々さんはあなたよりやさしいですよねとひゃかしたら、”あいつは嘘つきだ~”とびっくりする言葉を発した
一人一人感じ方は違うから、人間関係も難しいのかしら?、、、
必ず人間は良いとか、悪いとかに分ける
なので自分で判断するのが一番だなぁ~と思うようになりました
   東京から栃木に移り住み、彫刻家なので制作活動をそこで
彼の夢は伊豆に移住することだと言ってました
   伊豆の何が気に入っていたのかしら?
栃木にお邪魔したことが
   初めで最後となりました栃木県の自宅とアトリエへ訪問したことがある
合併により小川町は2005年から那須郡那賀川となる
   今ではず~と昔のように感じる
自分でいのししのハムを作ってらした
   大きな冷蔵庫にぶら下げてあったいのししのモモのハムを食べ損ねたのは今でも後悔している
とっても美味しそうに見えたからである
一泊したその夜には鮮度の高いイカを本人が裁かれ、肝臓は少しの時間冷凍庫に入れ、取り出して切って、酒の肴にした
   美味しかった~、ことを今でも忘れない
印象的だったのがキッチンに並んでいた包丁の数
その包丁たちは大きな磁石の板に、和、洋、と様々な種類
えかきのつまは欲しそうな顔をしたのか肉用の包丁を後で送って下さいました
その包丁を鉈の様に使い、庭の木を切り刃をかかせてしまった人がいた
   そのことを報告したら、悲しいね~と一言
と再度同じ包丁を送って下さった、確かアメリカ製だといってらした
   肉や冷凍ものを切るのに重宝している、冷凍ものはいけないのでしょうが
アメリカ産の肉包丁
形見になってしまった

 

 

人間が食べるために動物を屠殺(とさつ)する

 

鶏が苦しまないようにとさつするには工事で使うカラ-コ-ンの小さい穴の方から頭を出させ首を切ると、体はコ-ンに守られているようなので、苦しまないそうですとこの友人が教えて下さった

 

で思い出してます

写真が今見つからなくて,お見せできないのはとっても残念ですが、、、

芸術家たちが何人かで鶏を初めてと殺することになった

木の枝に逆さまに吊るした鶏の首を切ろうとしたのだが、包丁があまり切れなかったので、なかなか上手くいかない

陶芸家の弟子は、俺は見てられないとその場から離れてキッチンに来られて絵描きの妻に言った「僕は無理です」と

 

イネスは一羽の鶏をさばけるのか?と経験のある陶芸家が聞いた

出来ますよ~と答えたら、何とも言えないびっくりした顔をしてた

田舎で育ってると色々しなくてならない

外国で育つと昔は何もかも自分で作らないと食べられなかった

醤油やお味噌も

母はコンニャクや豆腐、殆ど作っていた、自分で作らないと手に入らないのである

さて岡山でのエピソ-ドの続きは、、、

何とかして食べられるようにした、芸術家の皆様

 

えかきのつまはジャングル、田舎育ち、父や弟たち、男衆がなんでも処理する光景を沢山見たり、体験しているので考え方は違う

 

肉を食べたいのであれば致し方ない、誰かがとさつしなければならない

人間は残酷といえばそうでしょうが、でも食べるには植物や動物の命を頂いて生きているのは確か

 

音信不通の友人のことを知りたくて、色々な方に聞いたりしました

主に同級生関係に、でもだれも知りません

 

で脳裏に訪問した折にあるお寺へ行ったことが横切る

彫刻家の彼はそのお寺にとっても大きな彫刻を作ってた、拝見もした

 

早々ネットで検索して、そのお寺に電話しました

誰々の絵描きの同級生のつまですが、、、覚えてて下さり話はたんたんと

 

想像はしてましたが、コロナ前に亡くなれたと、そしてこのお寺でお葬式もと

 

この世からいなくなったことを確信できたけれど寂しさが身体全体に広がる

 

会いに行ってもいいですか?と入院している彼に聞いたことがあったが、いやだと言われた

 

元気になったらそちらへ遊びに行くからと

良い人は早くこの世から去ると言いますが、本当でしょうか?

年老いた方たちは悪い人だとも思えない

でもやはり会いに行けばよかったなぁ~と心残りです

 

ある友人が言ってました

会いたいと思った時には会うことにしていると、後で後悔するから

そうかも、そうでないかも、、、

この世で縁あった方たちは宝にしたいといつも思うえかきのつま

 

小川(松ノ下)マリアイネス拝

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