家に居場所がないと定年した夫、えかきのつまも同じ出かけると鉄砲玉
松永、和紙に水彩 小川憲一豊実描く

 

 

京都市に住んでいる頃
植物園にはよくいきました
タケルはヒトシとは5歳離れているので、彼が一緒ではない時多々ある

 

 

でもまだ幼なくて、一人の頃植物園に行った
メロンが大好きだったタケルはサボテンを見てア!メロンだと叫んで、周りの人に爆笑された

 

 

私のパ-トナ-はえかきなので定年はない、あの世へ行くまでえがいているだろう

 

描くことには全然反対はしない、何故かというと描いている時が一番穏やかである

 

でも画廊喫茶、絵とお茶テレレに展示する絵は多すぎて、えかきのつまは落ち着かない

 

暖簾をくぐるとこの光景です

 

床の間のお軸が可哀そう

 

 

こちらの床の間も心落ち着かない

 

 

こちらの床の間はもっと心乱れる

 

一枚一枚の絵が落ち着いて観戦できない

 

 

絵とお茶テレレ閉店の時にはこのテーブルに座って心落ち着かせたいが最近は無理である

 

 

ごちゃごちゃ飾過ぎてそれでも京都人ですかとぼやきたくなる

 

 

空間を全部埋めて、どこがいいのですか?

 

ここから庭だけを眺めるが一番落ち着くかしら?

 

 

重ねては後ろの絵が見えませんが

 

 

これも後ろの絵が全然見えません

 

 

どっちを見てほしいのですか?

 

 

玄関はまだましかしら?

 

 

掃除するたびに床の間、どこそこに絵、絵だらけで掃除しにくいのである

 

そして気持ちがイライラしてくるのである

 

何を見せたいのですか?、、、と苛立ちこめて言うえかきのつま

 

えかきのつまのささやかな願いは、大売出しのような会場ではなく、もっとスッキリ絵を展示する事

 

そしたら一生懸命描いた絵たちも報われる、一枚一枚の景色や人物も穏やかな気持ちで見てもらえると思うのである

 

つまが言うことにはいつも反発するえかき小川憲一豊実なので、今更期待はしてないが、ぼやきたくなる

 

居場所がほしいえかきのつま
和紙に水墨
小川憲一豊実描く

 

良く聞く話ではあるが、旦那様は定年後は長い家のロ-ンを払ったのに自分の居場所がない、小遣いも制限されて気の毒に思うのである

 

えかきのつまも居場所がないように感じる

私が自由に使っていい部屋はどれですか?と聞く

まぁ~そんなんこんなんで居場所がなくなっていると感じることが度々ある

言い訳ではないが、鉄砲玉に本当になるかもです

弾は戻っては来ない、とりあえず行くところがないので絵とお茶テレレへ戻る

何度か、海外ボランティアでも行こうかしら?と考えたことはある

人間は少しでも認めてもらうのが生きがいになる

上から目線、9歳も年上なのにはアルゼンチン生まれ育ちには理解できない

いつもこれで議論になる?ならない!だって、年上に向かってなんていう口の利き方だ!と怒るえかきである、やっぱり瞬間湯沸かしだ!

話にならないのである、呆れてえかき好みの無口になるえかきのつま

 

 

定年後、家庭に居場所がなくなる男性の特徴7つ

 

1-趣味が無くて、地域に友人もいない

 

2-妻の行動パタ-ンに無関心

 

3-大きな子供のように家庭で振る舞う

 

4-愛情表現をサボッた

 

5-家が狭くて居場所がないことも

 

6-仕事を優先してきた

 

7-単身赴任で子供との距離ができる

 

 

というが、えかきは自営業なのでぜんぜん当てはまらないし、つまには参考にもならない

ず~と一緒にいる方が人生の大半でした

つまの教育が悪いと偶に言われるが、誰か絵描きを変えられる自信がある方にアドバイス頂きたいものである

何があっても、あろうともこの頑固さは特集でござる、と確信を持って最近は言える

子供達から自分が選んだんでしょう?と言われると何も言えないのである

でも、でもである

 

最近島で文化祭みたいなイベントがあり、午前中に初めて行って観た

主に年を召された人たちがそれぞれ好きな踊り、太極拳、やコーラスと楽しそうに舞台の上で歌ったり、踊ったりしてた

えかきのつまもある時ストレス解消にと和太鼓を叩いていたけれど、解消はできなかったので辞めてしまった

悩みは何かをしてでは解決にならないと実感した

心穏やかに過ごすのは本当に難しいのである

でも一度しかない人生なので大切に毎日を心がけるえかきのつまである

歳をとる事は実に淋しい、結婚式の折に父親が瀬戸の花嫁を歌ってくれたことを思い出しながら聞き入ってた

ふるさとの詩も必ず外国に住んでいる移住者たちは口ずさみながら日本を、里を懐かしむ

えかきのつまは逆バ-ジョン、日本に住みながら、アルゼンチンを懐かしむのである

人生は光の如く過ぎていき、気が付いたら両親もあの世へ行った

両親だけではなく、周りの友人も亡くなって行く

そして自分の番も必ずやってくる

まだ11歳の誕生日を迎えたばかりの孫が、みんなが亡くなっていって寂しくなると急に泣き出したそう

三歳違いの妹にお墓は一緒に入ろうな~と呟いたら「え~!」と答えたらしい

幼い頃えかきのつまも母親に、自分は居なくなるかもと言われとっても悲しかったことを思い出している

結局居場所は心の中にある、そうなんですね

自分の部屋はなくとも、居場所がなくとも、心の世界は宇宙の様にしたらいいのである

 

田島の海蛍の様に心を

 

小川(松ノ下)マリアイネス拝

 

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