海苔のシ-ズンはマルコ水産の海苔工場へアルバイトへ行くえかきのつま
毎日を楽しくと心がけるのがモット-、一度しかない人生だから
一日楽しく過ごすのも、ふてくされて過ごすのも同じ時間、だったらプラス思考で生きたい
純次君曰くブログをおもしろく書くならこの写真をアップしても良いと承諾していただいた
最初は思い出にと相棒に頼んで写してもらっただけですが、書くことに決め~たえかきのつま
面白いか面白くないかは個々の受け取り方でしょうが、まず世代間が違う
まだ若い海苔師とえかきのつまは親と子程の年の差
ある朝海苔工場へ出勤した折に、工場の入り口の床がビショビショ
最近はエア~コンプレッサ-のガンから水がつたって海苔が運ばれて行くベルトコンベアに落ちることはあったが、ちょっと違う様子
工場の引き戸を開けたならば、社長夫人がおられたので速挨拶もろくろく、聞きました
床が濡れているのはエア—コンプレッサ-から、、、?
満面の笑みで「純次が海に落ちてね~、怪我せんでよかった」とおっしゃった
この寒いのに大変だなぁと内心思った
今、家に着替えに帰っているとのこと
マルコ水産でのランチはお店の二階でみんな分け合い合いと食事を取る
えかきのつまの前に座っておられる海苔師のお姉さまが
知ってる?と聞かれた
本当は知ってたのに知りませんとスル~した
海に落ちた本人は照れくさいだろうと思い黙っていた
生海苔の収穫も追い込みで、はたきを刈り取った後には次々に網を上げていく
総出で沖に出る、勿論純次君も遠ければお弁当持ちで
海に落ちた日には四人の漁師はランチにはいなかった
それぞれが好きなことを言ってた
お父様の社長は「ウロチョロしているからだ~」とか本人の愛妻はかわいそうとだれも落ちるところを見てなかった、「電話をかけてきても何を言っているかわからなかった」とか、本人がいないランチで言いたい放題
夕方帰って来られた海苔師の純次君、工場は、、、と言いかけたが、純次君は海へ落ちたことを冷やかされると思ったのか、「タコが見えたので、、、つかもう」と笑いながら答えた
その日の工場は戦場の様でした、帰り際に社長夫人「最後の追い込みだと思ってがんばって下さい」と
後どのくらいですか?聴きましたら、一週間か10日ぐらい
えかきのつまは心底自分の体力は大丈夫かしら?と少し不安に
工場が大変だった、明日は?純次君に聞く
” 明日も沖だよ”
わ~社長夫人に言われたことを胸に明日も頑張ろうと工場を後にした
朝出勤の時駐車所から歩いて工場へ向かっていると純次君とすれ違い、びっくりこけそうになった
震災カットをまたされていた
海へ落ちた罰ですか?とすれ違う一瞬にささやいた、返事はなかった
前日と同じ戦場の様な海苔工場を想像して、そ~と工場の引き戸を開けてみたですが機械の音以外、落ち着いた、安定した様子
え~びっくりしたえかきのつま
社長夫人「実はね~昨日はベルトが外れていたので、、、」
ホットした一瞬、よかった~
午前中に機械屋さんが点検に来られた、異常なし
帰られた直ぐ後にベルが大きな騒音でなる、訳が分からない
直ぐ電話で呼び戻した
機械屋さんが来られるのを待つ間に社長夫人にえかきのつまは囁いた「もしかしたら何か触られたのでは?」 「それはないじゃろう」
日本人はチョ~真面目、冗談もなかなか通じないことがある
外国では色々あるので全部信じていると騙されるのみ
社長に「純次君と同じ髪型はされないのですか?」震災カットを
「頭の上の髪があればと」仰るので、夫人と笑っちゃいけないけど大笑い!
震災と言われて想像するのは2011年3月11日の東日本大震災ですが違うんですって
震災刈りの由来は大正末期の関東大震災にあるそう
昔の日本人は世界一の働き者で、想像もつかないほど仕事が忙しかった
シンサイ刈りの正式名は震災復興刈と言って関東大震災で大被害を受けた復興期の髪型どころではないほど忙しい時に流行った髪型だそう
洗いっぱなしでも、汗をかいても頭をタオルで拭けば髪型が七三分けのような形に復元される
えかきのつまは海苔師に聞いた ”ポマ-ドでセットされるのですか?”
ちょ~笑われた
今はワックスと言うらしい
え~?ワックスと聞けば、車のワックスしかイメ-ジできないが
このように楽しい会話をしながら過ごすマルコ水産でのちょっとしたエピソ-ド
おもしろいか、おもしろくないかは個々の感性で違うでしょう
明日、後もう少し頑張ろう!
小川(松ノ下)マリアイネス拝