
北海道を訪れたとき、ふとアルゼンチンを思い出した。
広がる大地。
どこまでも続く空。
その景色が、どこか懐かしく感じられた。
アルゼンチンもまた、広い国だ。
見渡す限りの平原や、
大きく広がる空の下で過ごした時間。
北海道の風景は、そんな記憶と重なる。
広い場所に立つと、
人は自然と心が落ち着くのかもしれない。
日々の細かいことが、
少しだけ小さく感じられる。
忙しさの中で忘れていた感覚が、
ゆっくりと戻ってくる。
風の流れや、空の広さ。
遠くまで続く景色。
それらが、心の中のざわめきを静かにしてくれる。
どこかへ行きたいと思う理由は、
ただ景色を見るためだけではないのだと思う。
そこにいることで、
自分の中が少し変わるから。
北海道もアルゼンチンも、
そんな力を持った場所だと感じる。
また行きたいと思うのは、
きっとその感覚をもう一度味わいたいから。
広い空の下で感じた静けさは、
今もどこかに残っている。





