
はじまりは、
ひとつのドラマでした。
1981年。
『北の国から』を見て、
私は北海道に恋をしました。
画面の中に広がる風景。
広い空。
静かな大地。
そこに流れる時間は、
どこか特別に見えました。
遠い場所のはずなのに、
なぜか心が引き寄せられる。
そんな感覚でした。
それから時が流れて、
私は実際に、
北海道へ行くようになりました。
えかきと一緒に。
あのとき画面の中で見ていた景色が、
目の前に広がります。
でも、
同じではありません。
風の匂い。
空気の冷たさ。
音の静けさ。
すべてが、
もっと深く心に入ってきます。
えかきは、
その場所で描きます。
ただ立って、
ただ見て、
そして描く。
私はその隣で、
昔の自分を思い出します。
テレビの前で、
ただ憧れていたあの頃。
あの気持ちは、
今も変わらず、
ここにあります。
好きになるということ。それは、
時間がたっても消えないもの。
むしろ、
重なっていくものなのかもしれません。
北海道という場所は、私にとって特別です。
そして今は、
えかきと一緒にいる場所でもあります。
昔の憧れと、
今の現実が重なって、
ひとつの時間になっている。
そんな気がしています。
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