始まりはシンプルであった
アルゼンチン生まれ育ちのえかきのつまはぼやいた
日本では美味しいピザを食べたことはないとKCに言った
熊本のヒグラシCAFE&PIZZAは絶対美味しいと断言した
でも今日は蜩窯の事を書きたい
残念ながら陶芸家にお会いできませんでしたが、パンフレットを見ると渡辺ヒデカズは格好いいのである
KCは八年前の熊本地震で渡辺家との出会いであった
奥様は沖縄出身だそう
とっても明るく楽しそう
えかきと同じように陶芸家は大変なのでは?と聞きましたら
そうでもありませんよ、お金には苦労したけれどと若かったのでとおっしゃた
急ぎ足の訪問でしたが、また是非是非とも行って見たいところです
父と子、同じ焼き物でも焼く物が違う
いつかヒグラシピザのことも書いてみたいと考えています
縁と言うのは本当に不思議だとつくづく実感する、えかきのつまである
KCに出会いを感謝して残りの人生を楽しみたい
健康あってこそ出来る仕事、旅行、何でも
同じ一日を過ごすのも一緒なので、楽しくを心がける
少しハ-ドな旅でしたが、次回はもっとのんびり行きたいヒグラシの森
何年も前に日田のもう亡友人に案内してもらった九酔渓
あのころはとっても元気で飛び跳ねていたのが忘れられない、車のトランクにキャンプ道具を持ち歩いていた
ぱっとテーブルをセッティングしてはクロスを掛け美味しいコ-ヒ-を入れてくださりひと時の楽しい時間を過ごしたっけ~
福岡で入院しておられた時父、えかきと三人でお見舞いに行ったことや色々懐かしく、いとしく思い出される
秋、紅葉はとっても美しいけれど、寂しさがズンと沁みる季節です
ヒグラシにこのような額装された詩が飾られていた、残念なのはどなたが書かれたのかが読めない、日系二世である、ごめんなさい
”虫は静かである
土の静けさは深い
人間のどんな沈黙よりも土の沈黙はさらに深い
鍬という人間の道具をたよりにその沈黙を掘る
まるで夢のよう
まるで祈りのよう
ただひとつのいまだ知られぬ
静けさを掘る”
小川(松の下)マリアイネス拝