
異国の地、アルゼンチン。
そこで私は、一人の絵描きと出会いました。
日本とは違う空気、違う文化。
すべてが新しくて、少し不安で、でもどこか自由でした。
そんな中で出会った彼は、
言葉数は少ないけれど、絵を描くことにまっすぐな人でした。
最初は、ただの出会い。
けれど、少しずつ同じ時間を過ごすようになり、
気づけばその存在が当たり前になっていきました。
国も違えば、育った環境も違う。
それでも不思議と、一緒にいることに違和感はありませんでした。
むしろ、違うからこそ見えるものがあり、
知らなかった世界を教えてもらっているような気がしました。
あの頃の私は、
これが結婚につながるとは思っていませんでした。
ただ、静かに何かが始まっていたのだと思います。





