年の終わりになると、
父のことを思い出します。
30日の誕生日。
そのはずなのに、
なぜか大晦日に祝っていました。
少し不思議な記憶です。
新しい年が来る前の、
静かな時間。
その中で、
父の存在が重なっています。
にぎやかだったのか、
静かだったのか。
細かいことは、
もうはっきりとは思い出せません。
でも、
そこに父がいたこと。
それだけは、
しっかり残っています。
時間は流れて、
その頃の父の年齢を、
いつの間にか越えてしまいました。
同じ年齢になってみると、少しだけ見え方が変わります。
あのときの父は、
何を思っていたのだろう。
どんな気持ちで、
その時間を過ごしていたのだろう。
答えはわかりません。
でも、
思い出すことはできます。
年の終わりと、
新しい年のはじまり。
その間にある、
ほんの少しの時間。
そこに、
父の記憶が静かにあります。
えかきは、
今日も変わらず描いています。
時間が流れても、
変わらないものと、
変わっていくもの。
その両方の中で、
私たちは生きているのだと思います。
今年もまた、
その時間がやってきます。
父を思い出しながら、
静かに年を越していく。
そんな時間が、ここにあります。
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