「被害者の私からあなたへ」上田さんの証言Storytelling for Tomorrowより

B!

 

ヒロシマとナガサキへの原爆投下から76年─。
あの日を体験した方々が少なくなるいま、大切なメッセージを受け継ぐため、被爆証言を映像に残すことにいたしました。
今回お話しくださったのは、広島で3歳6ヶ月の時に母と共に入市被爆をした上田紘治さん。
被爆当時の記憶は殆どないと仰る上田さんですが、母から聞いたヒロシマの惨状や平和への決意など、被爆者としての思いを語ってくださっています。
上田さんの証言は4部に分け、みなさまにご紹介の予定です。今後公開の映像ではチェ・ゲバラゆかりの方との出会いなど、海を越えた交流についてもお話しくださっていますので、ぜひシリーズでご覧ください。
被爆者の私からあなたへ②
〜母が見たヒロシマ〜
被爆者の私からあなたへ ~③東京でのくらしの中で~
~涙の訳~
撮影中に東京でのくらしを明るく語っていた上田さん。ですが、亡き先輩被爆者との思い出を語るうちに、涙で声を詰まらせてしまいました。そして、そんな上田さんを前に私は掛ける言葉を見つけられずにいました。
上田さんの涙から、語り尽くせない被爆者の悲しみを垣間見たような気がしています。
みなさまともその奥にあるものを見つめられれば、と願っています。
https://www.youtube.com/watch?v=tbWCp3kPExk
「被爆者の私からあなたへ④
〜共感は海を越えて〜
You Tube公開のお知らせ
シリーズ④の今回は、上田さんがピースボートで訪れた土地での出会いについて、お話し頂いております。
キューバのチプロス首相に語った『ノーモア・ヒバクシャ』の3つの原則やチェ・ゲバラと共にコンゴへと旅立った方から託された写真についてのエピソードをご紹介しておりますので、ぜひご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=xhZI72ftHX0
上田さんのお話から、ヒロシマナガサキの被害者は勝者の国にも存在する事を知りました。
大義のもと、敗戦国と勝戦国で非道な科学が使われていた現実も、しっかり見つめたいと思います。
〜シリーズ第5回目公開のお知らせ〜
「被爆者の私からあなたへ⑤(伝えたい大切なこと)」
Storytelling for Tomorrow今年最後の投稿は、これまでシリーズでお届けしてまいりました、上田紘治さんの証言動画「被爆者の私からあなたへ⑥(モノはあの日を語る)」をご紹介させていただきます。
上田さんのシリーズ最終編の本動画では、上田さんがご自宅で拾った原爆瓦と理事長を務める高齢者介護施設の庭に植樹した被爆アオギリ二世の苗について、お話しいただいております。
76年前の広島で閃光を浴びたモノや植物をとおし、皆さまとあの日に思いを馳せることができれば、と願っています。
本シリーズでご自身やお母さまの体験、亡き先輩被爆者の方々への思い、核開発の欺瞞などについてお話しくださった上田さんには、心からの感謝をお伝え申し上げます。
「被爆者と名乗って何のメリットもありません」と語る上田さん。それでも顔と名を明かし声を上げるその意味に思いを馳せ、2021年最後の日を、いま過ごしています。
明日からの新しい年が、上田さん、そして皆様にとって希望に満ちた、明るい一年となることをお祈りしつつ、本年最後のご挨拶とさせていただきます。
本年もStorytelling for Tomorrowにご注目いただき、誠に有難うございました。
https://youtu.be/YC6F0xhO-Fk
ここまでの記事はStorytelling for Tomorrow より
   一人でこのような活動をされていること、感銘を受けます.
   人と人とのつながりは、ほんま不思議だ、そのご縁を大切にしたいとある友人が言ってます. 本当にそう思います.
   ちょっと前までは考えられなかった出会いの形、まさかSNSを通じてお友達になるは抵抗があった自分に驚きを隠せない.
   Storytelling for Tomorrow の代表の方にわざわざ遠いところから会いに来てくださったこと、感謝いたします.
   えかきの主人は、戦後生まれではあるけれども、一つのLife Workとして反戦や被害者の絵を描いてます.
「遠くに住む、顔も知らない誰かとも心が通う時がある─。そんな気持ちになる出会いがありました。」と仰って下さったStorytelling for Tomorrowの恵美子さん、本当にうれしい言葉です.
   どうぞよろしくお願い致します、えかきのつまからの希望です.
          小川マリアイネス拝
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