兄のことを、
思い出すことがあります。
もうこの世にはいないけれど、心の中にはずっといます。
干支は、龍。
強くて、
どこか特別な響きのある年。
けれど私にとっては、
ただの「兄」です。
一緒に過ごした時間。
どれも、
今では静かな記憶になっています。
突然思い出すことがあります。
理由もなく、
ふっと浮かんでくる。
そんなとき、
少しだけ時間が止まります。
いなくなったという事実は、変わりません。
でも、いなくなったわけではないような、
そんな感覚もあります。
心の中で、
生き続けている。
えかきは、
多くを語りません。
でもきっと、それぞれの中に
大切な存在を持っているのだと思います。
人は、
誰かと生きて、
誰かを心に残していく。
その積み重ねが、
今の自分をつくっている。
弟の存在も、
そのひとつです。
これからも、
思い出すたびに、
少しだけ立ち止まりながら、
心の中で話しかけていくのだと思います。
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