※この記事は連載です
出会いから少しずつ時間が流れ、
私たちは自然と一緒にいるようになっていました。
特別な約束があったわけではありません。
でも、気づけば隣にいる存在。
それが、少しずつ大きくなっていきました。
異国での生活は、決して簡単ではありません。
言葉の壁、文化の違い、将来への不安。
それでも彼は変わらず、
自分の道を信じて絵を描き続けていました。
その姿を見ているうちに、
「この人と生きていく」という気持ちが、
少しずつ私の中に育っていきました。
迷いがなかったわけではありません。
けれど、不思議と怖さよりも安心の方が大きかったのです。
そして私たちは、結婚を決めました。
大きな決断のようでいて、
とても自然な流れだったように思います。